ホーム 作者紹介 展覧会 小さな展覧会 笑酌歓談

店主の文箱(2007/3/23)

北宋時代の汝窯(じょよう)の青磁を見に故宮博物院へ行ってきました。
その会場に入った途端に時間の流れが変わりました。
湿度の高い青、細かい貫入、うっすらとピンクかかった輝き、釉薬に瑪瑙(めのう)を混ぜ込んでいるとかいないとか。
現代の技術では再現できないそうです。どうしてなんでしょう。神秘的です。
その中の一つに「北宋汝窯青瓷蓮花式碗」という美しい鉢があります。10枚の花びらが開いた優美な姿です。
それが、お酒を燗するために使われていたというのです。かっこいいです。
今使っている器も、悠久の昔は全く違う使い方をしていたかもしれません。

おいしいお茶を求めて、ガイドブックを片手にたどり着いた「全省茶行」。
オーナーの秋蘭さん、日本人スタッフの吉田さんに、とても親切にしていただきました。
店にいる間に日本人のリピーターが何人も来られていました。
台湾の人が行く、台湾シャンプー、マッサージ、羊の肉のしゃぶしゃぶの店を紹介していただきましたが、
どの店に対しても私たちが安心して良い時間を過ごせるように気遣ってくださいました。
「本当に親切にしていただいて感謝します。」と言うと「あたりまえ。」と秋蘭さん。
台湾に親戚が出来たような気持ちになりました。
お茶はたいそうおいしかったです。
全省茶行 (zensyotea)

それから行天宮。ここも秋蘭さんに教えて貰ったのですが、立派で美しいのに唖然となりました。
台湾の老若男女の真摯なお祈りの姿に息を飲みました。
帰ってから知ったのですが、行天宮の信仰の対象は三国志に出てくる、関羽。
人々から金銭を取らない主義の廟。厄払いも、おみくじも、線香も無料。
商売の神様ということです。
私たちが行った日は、関羽が死んだ日でした。

 
ギャラリー佑英 店主 大森俊子

 


back

Copyright(C) 2005-7 Gallery YUEI. All Rights Reserved.